「現地日系企業の現地採用の場合、職種・ポジションなどにもよりますが、月収2000USドル前後(20万円)が最も多いラインです。 また標準的な手当や待遇は、保険加入、住宅補助、通勤・移動用の社用車手配(運転手付き)、年1回の帰省の為の手当等です。

 ただし、昨今は現地採用の場合、総支給額の中で、これら必要な物は自分でまかなってくれというケースも増えています。最近はベンチャー系企業の進出も増えていますが、日本人だから、ローカル人材だから、あるいはその他の国籍だからという垣根は低くなって行くでしょう。 もちろん全ての企業に当てはまるわけではありませんが、日本人だから日本人並みの待遇があって当然という考え方は持つべきではありません」(中里さん)

イスラム教徒の多いインドネシア人
日本人は戸惑うことばかり!?

 そんなインドネシア。実際に暮らし、働いてみると、どのようなギャップに直面するのでしょうか。まずは生活面を見ていきましょう。

 中里さんは、「インドネシアは日本人にとっても、非常に暮らしやすい国」だと話します。

「インドネシア人は性格が穏やかで友好的な方が多く、控えめな日本人にも接しやすいですね。 また自動車やバイクなどの工業製品を始め、芸能・漫画・アニメ等の日本文化も浸透しているため、日本の事を話題にすると喜んでくれる人も多いです。特に私が印象的だったのは、独学で日本語を勉強しているタクシー運転手に出会った事。彼はいつか北海道に行きたくて、貯金と語学を続けていました。目的地までの道中は、日本についてと日本語のレクチャーで盛り上がりました」(中里さん)

 その他、困っている場合は助け合いの精神も強いので、道案内等たずね事をすれば、みな快く応じてくれます。 生活面で重要な食事も、日本人にとって馴染みやすいものが多いようです。

 ただし、交通面は外国人に取ってはまだまだハードルが高い模様です。