言うなれば、私たちが今目指しているのは、「巨人・大鵬・卵焼き」です。
 懐かしい比喩ですが、巨人は、あの長嶋・王を擁していた、最強のプロ野球球団。大鵬は、昭和の大横綱。卵焼きはご存じのとおり、誰もが好きな、私たちの子ども時代のごちそうです。
3つとも、飛び抜けて秀でていて、みんなから好かれています。

 逆に、お子様趣味の典型や迎合主義と揶揄される場合もありました。
 あまりに優れているからこそ、みんな「おれ、巨人より○○のほうが好きだ」とか「おれ、
大鵬より前頭の○○山の方が好き」なんて言うと、ちょっと玄人みたいで威張れたのではないでしょうか。

 
同じように、「<獺祭>よりいい酒をおれは知っている」「<獺祭>はいいけど優等生過ぎて…」と、一部の人に安心して言ってもらえるぐらい、<獺祭>は
圧倒的に美味しいお酒を目指します。
 それこそが、たった700石の普通酒しかない酒蔵から、純米大吟醸しか造らず10倍以上の1万石を望めるところまで応援していただいたみなさまや、
日本の社会へのお返しになると信じています。


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『 逆境経営 』

カネなし!技術なし!市場なし!
山奥の地酒「獺祭」を世界に届ける逆転発想法

つぶれかけた酒蔵を立て直し、世界約20ヵ国に展開するに至った、熱いスピリットと“七転び八起き”な合理的思考法をまとめた1冊です。カネも技術も市場も持たない山奥の小さな酒蔵が自己変革してきた間の「ピンチをチャンスに」変える発想は、酒造り以外にも活きるエッセンスが満載です!

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