「あの女性がそんな偉業を……!?」理化学研究所の小保方晴子さんがSTAP細胞の作製に成功したニュースは、日本中に明るい話題を振りまいた。STAP細胞の業績もさることながら、小保方さんフィーバーで改めて注目されたのが、リケジョ(理系女子)という存在だ。ややもすれば、「理屈っぽくて勉強ばかりしていそう」(31歳/男性)というイメージで語られることも多い理系女子たちだが、小保方さんのように明るさとしなやかな思考を兼ね備えた人もいるのだ。リケジョとは、実際にどのような女性たちなのだろうか。そして、世間のリケジョに対するイメージはこれまでどんなもので、小保方さんの登場によりどのように変わりつつあるのか。アンケート調査の結果を踏まえながら、「次世代のリケジョ」の在り方について考察してみたい。(取材・文/フリーライター・宮崎智之、協力/プレスラボ)

小保方さんフィーバーでがぜん注目
「リケジョ」の知られざる魅力とは?

「あの女性がそんな偉業を……!?」

 理化学研究所の小保方晴子さんがSTAP細胞の作製に成功したニュースは、世界中を驚かせた。同研究所の再生科学総合研究センター・細胞リプログラミング研究ユニット・ユニットリーダーとして活躍する小保方さんは、外的な刺激で細胞を初期化するという、従来の科学の常識ではあり得ない方法を思いついたしなやかな発想力と、周囲の評価にも屈せずに研究を続けた精神力を持っている。30歳という若さでの偉業に、皆が拍手喝采を送っている。

 また、同時に注目を浴びたのが「リケジョ」(理系女子)という存在だ。そもそも「リケジョ」という言葉は講談社の登録商標だが、今やメディアにおける人気ワードの1つとして一般に認知されつつある。

 ややもすれば、「理屈っぽくて勉強ばかりしていそう」(31歳/男性)という画一的なイメージで語られてしまうことも多い彼女たちだが、今どき女子風のチャーミングな容姿と柔軟な思考力を兼ね備える小保方さんの登場で、世間の印象が覆りつつあるように感じる。小保方さんフィーバー以降、実際にリケジョに焦点を当てた報道も増えている。