『週刊ダイヤモンド』の面白い特集
ヤンキー世帯が消費のボリューム層に?

 現在発売中の『週刊ダイヤモンド』(2月22日号)の特集タイトルは、「お客をつかむ33の法則」だ。この中の「法則6 地方消費のボリューム層“ヤンキー世帯”に目を向けろ」が面白かった。

 かつて、「ヤンキー」という言葉には「不良」のニュアンスがあったが、ここで使われている「ヤンキー」は、低所得かつおおむね低学歴の今時の若者という程度の意味だ。

 彼らは、凶暴ではない、普通の若者ないしは元若者だ。地元に住みかつ働き、半径数キロの範囲内でおおむね過ごし、仲間を大切にするが、ネットリテラシーは高くない。

 従来の若者を狙ったマーケティングにあっては対象となりにくかった集団だが、特に地方にあっては、地元を動かずに子育てしている「ヤンキー世帯」が消費者としてのボリュームゾーンなので、マーケティングに当たっては、彼らの行動・購買のあり方に注目せよ、と特集記事は述べている。

 ビジネス上、この種のヤンキーが「儲かるターゲット」なのかは、マーケッターたちの判断にお任せするが、ヤンキーのライフスタイルには、学ぶに値する考え方がいくつかあるように思う。

 ダイヤモンド・オンラインの多くの読者は、おそらくヤンキーよりも高収入で、ネットリテラシーの高い人たちだろう。年収換算で億円単位の経済力を持つスーパーリッチ(仮にこう呼ぶが)の読者もおられようが、こうした方々には別世界の消費やライフスタイルを考えて貰うとして、ヤンキーたちのライフスタイルは、年収が数百万円の社員から1000万円~2000万円程度の大企業の部長クラスくらいまでの豊かさの「普通のビジネスパーソン」が学ぶと、有益な点が多々あるように思われる。

 勤労者1人当たりの平均年収は、東京が431万円なのに対して、全国平均は288万円だ(特集のP34)。地方のヤンキーの年収は、主に200万円~300万円くらいだが、彼らは十分幸せに生活している。