――受講した小学生や親の反応はどうでしょうか?

Photo by R.S.

 iPhone向けのアンケートアプリや画集のアプリなど、小学生が自分でオリジナルのアプリを開発しています。

 それを見ていると、すごい才能をもった小学生がいるなと驚きます。ITのビジネスでは一人の天才がいきなり全てを変えてしまうという構図がありますが、いずれ、日本からもそういう天才が出てくるのではないか? と感じるほどです。

 それぞれのコースは受講期間によって3万6000円や5万7000円など受講料が必要ですが、才能があって学習意欲の高い小学生には奨学金制度も用意することにしました(25万円相当が無料になる)。

 参加する小学生の親御さんの中には、私と同様の問題意識を持ったIT業界の方が多いので、「なんで今までなかったんだろうか」という、反応が多いですね。

――事業として見た場合、利益は出るのでしょうか。

 出発は社会貢献とはいえ、事業でもあるので利益を上げたいと思っています。また、そうしなければ大々的な展開にもなりませんので。今は東京、大阪だけですが、今後は福岡や仙台などにも展開していきたいと考えています。

 今の日本のIT企業の経営者は、マネジメントと営業力がすごいという人ばかり。いつか、日本からアップルやフェイスブック、ツイッターのような企業が登場してほしいと願っていますが、そのためには、エンジニア思考の経営者が増えなければならないのです。

 一人でもそうした日本人の経営者が出てくれば、前例としてイメージしやすくなって、「自分もあの人のようになってみたい」と思う子どもが増えるはずです。この教室が、その一助になればと考えています。