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*本稿は、現在発売中の紙媒体(雑誌)「息子・娘を入れたい会社2026」の「コンサルティング会社、スタートアップへの就職」を転載したものです。
「懸命に働いて、仕事能力を短期で高めたい」「いつか起業したい」と野心を抱く若者には、コンサル会社やスタートアップへの就職は有効だ。そこで働く意義や両者の違いを、実践者に聞いた。(取材・文・撮影/嶺 竜一)
市場価値を高めるために
どのようなスキルを習得すべきか
仕事を通しての成長を強く志望する学生にとって、コンサルティング会社やスタートアップは就職先として人気がある。早期のキャリアアップや独立を展望し、ハードな労働環境で自らの「市場価値」を高めていこうとするのだ。実際どのようにして、それが可能なのか。
新卒で就職したコンサルで経験を積んだ後、企業の変革やビジネスパーソンのキャリア形成を支援するエッグフォワードを起業した徳谷智史氏(『キャリアづくりの教科書』著者)は「市場価値は、希少性と市場性と再現性の掛け合わせで決まる」と言う。
希少性とは「どれだけレアなスキル・経験を保有しているか」、市場性とは「マーケットからどれだけ必要とされているか」、再現性とは「異なる環境においても再現できる能力を持つか」である。
この三つの特性を、具体的なスキルの習得とともに高めていくことを示したのが、図表1の能力マップだ。
基盤に、仕事に対する姿勢・価値観である「スタンス」(主体性や、やり切る力など)。そして、仕事を通じて身に付け、他の環境にも持ち運びができる「ポータブルスキル」(論理的思考力やプレゼンテーションスキルなど)。
その上で、専門性が高く、特定環境下において発揮される「テクニカルスキル」(高度な法務・会計スキル、コンサルティングスキルなど)がある。これらをセットで伸ばし、三つの特性を高めることで、個人の市場価値は高められる。








