こんにちは、キャリアコンサルタントの櫻井です。
今回も就職にまつわるトンデモ事例をお届けしながら、就活にエールを送りたいと思います。
「新卒」でも「既卒」でも「中途入社」でも最初に必要なものが、応募書類です。履歴書・職務経歴書・自己PR書・送付状・紹介状など様々な書類が存在しますが、通常の履歴書で新卒の方がよく悩んでいる項目の1つに「趣味・特技」欄の書き方があります。
第4回となる今回は、過去に私がビックリした就職志望者の趣味・特技と、その見つけ方について書いていきます。また後半は、ギネスブックに習う自分の特技の掴み方について提案します。
今現在、自分自身の趣味・特技を理解している、という方も是非ご一読ください。
「趣味」欄に書いて良いこと、悪いこと
趣味というと、誰もが1つは持っているものではないでしょうか。では、そもそも趣味とはなんでしょうか。
「三省堂 国語辞典 第二版」によると、“[実用や利益などを考えずに]好きでしているものごと”とあります。今回の趣味の定義はこれでいきたいと思います。
たまに「無趣味」です!という方もいますが、1日の時間が等しく24時間である以上「寝る」という行為を含めて、何かしらの行動をしているはずです。
私自身、キャリアコンサルタントをしている中で様々な履歴書を拝見し、添削に携わってきました。400を超える履歴書を拝見する中で、世の中には実に多くの趣味があると驚くことも多々ありました。
フルマラソンや地域のフットサルサークル、野球チームや登山といったアウトドア系のものから、TVゲームや携帯ゲーム機、トレーディングカードゲームなどの趣味もあり、多種多様です。サバイバルゲームやマジックやコスプレという方もいました。「ぼーっとする」という意味を含めて「黄昏」と書いている方もいました(笑)。読書や音楽鑑賞など、他者と重複する項目も多いですが、実に様々な趣味が存在していますね。
そして趣味の話をしている本人は、とても輝いた目をしながら話をしてくれます。好きな事を話す時って、人は本当にキラキラするものですよね。人は興味のある事になると瞳孔が大きくなり、実際に瞳孔は光を反射しやすい為に、本当に目が輝いてみえるそうです。もし、面接で実際に趣味について話す時が来るとしたら、やはりキラキラした目で話してくれる人に魅力を感じますよね。
つまり「趣味欄」に書いて良いのは、自分が本当に好きで時間を費やしている趣味です!逆に無難に当たり障りのない趣味を書くのは、もったいないことです。
なぜなら、そんな趣味の話をしても目がキラキラしないから。自分の本当に好きな事も書けない方が信用されるでしょうか。