「期間限定で町づくりを担う」
アメリカでは高額な収入も期待できる職業

南 海外では、行政・民間企業・NPO/NGOの3分野を行き来し、行政やNPOで事業を拡大させた経験をもつビジネスパーソンは高く評価され、キャリアアップしているケースが多々あると聞いたことがあります。

 東北は震災前から少子高齢化や過疎化の問題がありました。それが震災によって、過疎地域で20年後に起こると言われていたことが今起きていると見ています。いわば東北は、日本一過酷な状況にある課題先進都市。そこで経験を積んだビジネスパーソンは、今後他の地域でも引く手あまたになるのではないかと想定しています。現場を一番よく見ている藤沢さんは、彼らの次のキャリアはどうなるとお考えですか?

藤沢 私はアメリカのシティマネージャーという職業に注目しています。選挙で選ばれた市長は、たいていシティマネージャーを雇うのです。1万人以上の街では平均年収1000万円くらいの報酬で、市議会が採択した政策に基づき市の行政組織を運営したり、市議会が求めるテーマについて調査や提案を行ったり、会見を開いて市民の要求への理解を深めたりと、市長の下、実務を行う人です。

 日本でも、そういった期間限定で町づくりを担う人が求められるようになると思います。現在私たちが取り組んでいることをいずれ職業化したいと思っていますし、東北で経験を積んだビジネスプロフェッショナルを求める企業は必ず増えるはずです。大手企業を中心に、事業活動を通じて社会的な課題を解決するCSV(Creating Shared Value)活動の強化が進んでいますが、この分野はまだブルーオーシャンで、今後大きなマーケットになるはず。今なら、そのフロントランナーとしてキャリアを確立できるチャンスと言えるでしょう。

南 CSR担当者の新しい形と言えそうですね。キャリアアップに十分活かせると思います。では最後に一言、読者の皆様へメッセージをお願いします。

藤沢 新しい東北をつくる復興経営人材として、私たちと一緒にフロントランナーになってくださる方をお待ちしています。

◆関連リンク
「新しい東北をつくる復興経営人材募集」公募概要は
こちら


<新刊書籍のご案内>

ともに戦える「仲間」のつくり方

「何をやるか」ではなく
「誰とやるか」で物事は決まる!

「自分には起業は向いていなかったのではないか――」
廃業寸前まで追い詰められた
若きベンチャー起業家が気づいた、
「仲間」とともに成長するための
「7つのカギ」とは。

<最新情報、こちらの公式ページで発信中です!>

ご購入はこちらから! [Amazon.co.jp] [紀伊國屋書店BookWeb] [楽天ブックス]