消費者態度指数は反動減からの
反転をいち早く告げそう

 半年先の消費マインドを調査している消費者態度指数は昨年10月分以降下落している。この指数の反転が早いか、景気ウォッチャーのDIの反転が早いか。この2つの指標のどちらかが、消費税引き上げ後の一時的な落ち込みからの脱却をいち早く告げる可能性が高いとみている。

史上最高を更新した
大相撲の懸賞本数は広告費堅調示唆

 身近な社会データは、消費税引き上げ前の経済環境が97年春よりも良好であることを示唆しているものが多い。

 大相撲の懸賞本数は今年初場所1198本で前年比+18.8%の増加、春場所初日は99本で前年比+23.8%の増加である。前回の消費税引き上げ年である97年は、初場所578本、前年比▲6.3%、春場所484本、前年比▲21.9%とどちらも前年比減少していた。

 毎年2月に7日間開催されるさっぽろ雪まつりの観客数は、今年は240.2万人だった。東日本大震災直前だった11年以来の240万人台で歴代第3位の水準である。大通会場は193.3万人でこちらも史上3番目の観客数であった。ちなみに97年は全体で217.4万人、大通会場は176.8万人であった。

 JRA(中央競馬会)の年初から売得金の前年比は3月16日までで4.4%の増加だ。20年ぶりの3年連続増加に向けて好調なペースで推移している(図)。

 老舗のプロレス団体のひとつである全日本プロレスのチャンピオン(三冠ヘビー級王者)は大相撲の元横綱である曙である。曙は3月18日に宮原健斗を破り4度目の防衛を果たした。曙が王者であり続けていることは、第4回で述べたように、日本企業の復活機運を示唆していると言えよう。

 限界的な雇用関連指標と言える自殺者数は、1月分2053人で前年比▲16.3%の減少、2月分1850人で前年比▲14.2%の減少となった。3年連続3万人割れ、5年連続減少に向けてよいスタートを切っている。雇用状況はしっかりしている。2月の景気ウォッチャー調査では、雇用の現状水準判断DIは65.3と過去最高である。これは有効求人倍率の先行指標であり、同じく先行指標である新規求人倍率と同様、改善傾向にあることからみて、雇用の改善基調は当面続きそうだ。