――何十万も使うヘビー課金ユーザーとなると、そこそこ所得の高い大人じゃないと難しいですよね? 課金ユーザーは、何歳ぐらいの方が多いのでしょうか?

 もちろん全世代的にいますが、めちゃくちゃ課金しているユーザーは30代の独身が多い気がしますね。

 非課金のユーザーのコアはやはり学生が多いですね。あと、主婦とかフリーターとか。とにかくお金がなくても時間をかけることができる人たちですね。

 ゲーム内で、ユーザー同士は、お金をかけてプレイしてきたのか、そうでないのかがわかる仕組みになっているものが多いんですよ。なので、非課金ユーザーで時間があるという人は、ゲーム内でもお金を使わずにプレイしただけでゲームをすすめてきたというのが自負としてある。一方課金ユーザーは、まあありていに言えば彼らのことを「この貧乏人が!」とでも思っている。こうやって、課金ユーザー・非課金ユーザー、両者の承認欲求が満たされるわけです。

 恐ろしい話があって。あるゲームで、「掃除」というコマンドをすると1ポイントがもらえるというゲームがあります。このポイントは課金やゲームをクリアすることで数万ポイントを楽に増やすことができるのですが、クリックすると1ポイントずつ小さく小さく稼げるわけです。で、あるユーザーが1日に何回それをやったかが見えるんですが、6万回クリックしている人がいて。これ、当時の通信環境からして、24時間寝ずに押し続けていないと達成できないんじゃないかと。

――なるほど。ある意味すごいユーザーは他にもいろいろいそうですね。変なユーザーはいますか?

 中国のソーシャルゲームでは、金持ちがめちゃくちゃ課金して、通常のプレイヤーを金にものを言わせて圧倒的な力を誇示するということが多いそうです。で、運営側にユーザーから電話がかかってきて、「500万円出すから、オレを無敵にしろ!」とか、すごいことを言ってくるそうですよ(笑)。

――それはすごい。ところで、今は中国の話でしたが、世界から見て日本のユーザーの特徴はありますか?

 ソーシャルゲームは世界中に存在し、途上国、先進国問わず一定の割合のユーザーがいますが、日本人はダントツでソーシャルゲームに課金をしますね。理由としてはいろいろあると思いますが、日本は通信環境が良いこと、着メロなど携帯でコンテンツを買うという市場がある程度成熟しているということがあります。