独活を料理したことがない、という人は、少なくないのではないでしょうか。

 それほどポピュラーな植物ではありませんが、独活は数少ない日本原産種の春の旬采です。

防空壕跡で育てられる独活《うど》は<br />大木ならぬ東京のブランド野菜独活と筍の煎り焼き
【材料】独活・・・1本/筍の水煮…1個/胡麻油・・・大さじ1/醤油…大さじ1/削り節、木の芽など・・・少々
【作り方】①独活は10cm幅に切り、皮ごと縦に4等分して水にさらす。筍の水煮はよく洗い、独活と同じくらいのサイズに切る。②鍋に胡麻油を入れて熱し、水気を切った①を強火で炒める。火が通ったら醤油を回しかけ、汁気がなくなるまで煎りつける。器に盛り、削り節か木の芽を乗せる。

 山菜として野山で自生していたものが、古くから食べられていました。

 独活が江戸で栽培されるようになったのは、1800年代初期の文化文政頃だと言われています。

防空壕跡で育てられる独活《うど》は<br />大木ならぬ東京のブランド野菜独活の黄身和え
【材料】独活…10cm幅/卵の黄身・・・1個/煎酒(もしくはポン酢)…小さじ1.5/七味唐辛子・・・少々
【作り方】①独活は厚く皮を剥き、千切りにして水にさらす。②卵の黄身と煎酒(もしくはポン酢)を混ぜる。③水気を切った①と②を和え、七味唐辛子をかける。

 練馬の石神井や、杉並の井荻村に栽培方法が伝わり「井荻ウド」は江戸のブランド野菜として、当時の書物に名前が載っています。

 現在は、使わなくなった防空壕で独活が栽培され、「東京うど」というブランド名で出荷されています。