個人的な好みではありますが、筆者はきんぴらの材料としては、牛蒡より独活の方が美味しいと感じます。

防空壕跡で育てられる独活《うど》は<br />大木ならぬ東京のブランド野菜独活皮の金平
【材料】独活の皮…1本分/砂糖…小さじ1/醤油…小さじ1/胡麻油…大さじ1/鷹の爪…少々
【作り方】①独活は4~5cm幅に切って厚めに皮を剥き、水にさらす。②①の皮の水気を切り、太めの千切りにする。③フライパンにごま油を熱し、強火で2をサッと炒め、砂糖を入れてなじんだら醤油と種を抜いた一味唐辛子を入れて炒め、汁気がなくなったら火を止める。

 江戸時代初期のレシピ集である『料理物語』にも、独活の食べ方として、「汁。なます。あへもの。すうど。かうの物」とあります。

 江戸の人々も、春らしい香りと歯ごたえを感じる独活が食卓に上がるのを、心待ちにしていたことでしょう。

防空壕跡で育てられる独活《うど》は<br />大木ならぬ東京のブランド野菜独活の焚き出し(『素人庖丁』より)
【材料】独活…1/2本/酒…大さじ1/みりん…大さじ1/醤油…大さじ1/昆布出汁…1カップ(200ml)/黒胡椒…少々
【作り方】①)独活を5~6cmに切り、厚く皮をむき、縦半分に切る。②昆布出汁に①を入れ、酒、みりん、醤油を入れて強火で煮、一煮立ちしたら弱火にして、汁気がなくなるまで煮る。③器に盛り、黒胡椒を振る。※黒胡椒の代わりに山椒をかけても

 今回のレシピには載せていませんが、『料理物語』に「かうの物(香の物)」とあるように、独活は塩揉みにしたり、皮ごと丸太に切って、糠漬けや味噌漬けにしても美味しいです。