あるいは、われわれにとってなじみのある、国内株式のインデックスの上場投信(ETF)を狙う選択肢はあるだろう。特に、株式市場全体が大きく落ち込んだ時など、安値を拾って長めのスタンスで投資することはそれなりに有効だ。ETFは一般の投信に比べて手数料が安く、流動性も高いため手軽に投資できるメリットがある。

 また、中期的に見ると高い成長率が見込める新興国のETFや、国内のインデックスを分散して組み合わせてポートフォリオを作るという手もある。新興国や国内の株式ETFに分散投資することは、理論的には有効な投資手法であるはずだ。NISAの枠を使って、そうしたトライをしてみるのもよい勉強になるだろう。

 ただ、NISAの金額・期間限定、さらに損益通算・損失繰延なしの制約を考えると、証券会社等の営業に気安く乗る必要はないだろう。金融市場の動向や金融政策の動きを見ながら、NISAを使うことが有利か否かを冷静に判断すればよい。