コワーキングスペース「KOIL Park」は広々としたスペースが特徴。デスク170席のほか、ソファーなどくつろげる家具も設置 Photo by Tatsuki Kawai

 千葉県・柏の葉地域で「柏の葉スマートシティ」を開発している三井不動産。同社が中心となり、オープンイノベーションの拠点として「KOIL(コイル:柏の葉オープンイノベーションラボ)」が4月14日にオープンした。

 柏の葉スマートシティプロジェクトでは、環境共生都市、健康長寿都市、新産業創造都市の3つのコンセプトを掲げており、KOILの開設もその一環。同社の小野澤康夫常務執行役員は、「KOILをベースとして起業家への創業支援やベンチャー企業育成を行い、新産業を創造します。そこから新たな需要や雇用を生み出していくのが目的です。同時に、ベンチャー企業の技術や新産業の成長を当社の事業領域拡大にも役立てたいと考えています」と語る。同社では、社内に新たな事業組織「ベンチャー供創事業室」も4月1日に新設し、新産業創造を持続的に支援する体制を整えている。

3Dプリンター、レーザーカッター
常設の試作工房も

 拠点となるKOILは、「あなたが世界を変える場所」をコンセプトとする。そこには、ここから新たなビジネスやアイデアを世界中に発信していこうという思いが込められているようだ。

 そもそもオープンイノベーションとは、多様な立場の人々が集まり、それぞれが持つ知識や技術、アイデアを組み合わせることで革新的で新しい価値を創り出すこと。KOILがそのための場所になるわけだが、単なるオフィスとは大きく違う、と同社ベンチャー供創事業室長の松井健氏。「オープンイノベーションを加速させる“空間・人・プログラム”が結集したプラットフォームにすべく、さまざまなツールや独自のイベント、プログラムを用意しています」という。

 その中心となるのが、国内最大級のコワーキングスペース「KOIL Park」(上写真)だ。落ち着いた雰囲気の広々とした空間に170席と遊び心のある家具を設置。仲間と議論したい時には大きなテーブルや個室スペースで、集中したい時にはデスク席、リラックスしたい時にはソファと、その時々の目的や気分に合わせて利用できる。多様なニーズに合わせた利用プランがあるのも使い勝手がいい。