この2つが示すのは、ひとつひとつ仕事を可視化することで、問題点に気づきやすくし、そのひとつひとつの仕事に対して、自分はその仕事ができるのか、その仕事に対して、どう改善できるかを理解させることである。
これがすべてオープンになっているのだから、仕事の効率化を進めれば、自分の仕事が楽になるし、足りていなかった知恵や工夫を補って、気づきが増す。改善につなげられれば、それだけ会社への貢献度を示せる。加えて、ものの見方、考え方、研究心といったものの視野を広げていくことができる。
この状態を継続するのも、ほかの誰でもない社員一人ひとりである。この2つの業務を管理する技術は改善への気づきを与え、改善活動は習慣化する。本来築いてきた専門能力を押し上げ、幅広い活躍の場を得られる。
では、具体的にどんな問題があり、どのような手段でそれを克服することができるのか。
お客さまのニーズに応え、実践してきた実例を基に、高い成果を挙げることができたノウハウを説明していきたい。
(第1章へと続く)
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