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沖縄が直面する観光課題に
「知恵とIT」で挑む人々

ダイヤモンド・オンライン編集部
2014年5月16日
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国際通りのほぼ中心地に店舗を構えるアパレルショップ「パイカジ」。Airレジを使いこなすスタッフの新見碧さん

 一方、那覇の目抜き通りである国際通りのかりゆしウェア専門店「パイカジ」でも、Airレジ決済を導入した。天然素材にこだわったオリジナル衣料品を販売する店で、1点1万円~2万円と比較的高価なシャツ類を取り扱う。品質の高さがうけてリピーターも多いという。

 店舗スタッフの新見碧さんによると、Airレジの利用客は1日1名程度だが、利用客はiPadで決済ができる体験にちょっと驚きを示すという。1000ポイントの値引きも喜ばれている。

 外国人客も頻繁に訪れるが、やはりクレジットカードのニーズが高い。また中国人の場合は「銀聯カード」の利用がとくに多いという。

Airレジは「スクエア」によるクレジットカード決済にも対応する

 ただ、店のカウンターにはAirレジ用のiPadに加え、従来からのPOSレジや電子マネーのリーダーなどが並べられていて、少し窮屈に見えた。また、クレジットカードの種類によって使える決済方法が異なるなど、レジの操作はかなり複雑で、過渡期の印象。いずれ、これらの端末機がスッキリまとまれば、店舗スタッフの負担もかなり減るだろうと感じた。

平均4泊5日→2泊3日に
沖縄旅行が短期化している

 沖縄県の観光課題とITの果たす役割について、観光業の関係者に話を聞いた。

 まずデータを見てみよう。国内屈指の滞在型リゾートとして観光客を伸ばしてきた沖縄県だが、2013年の観光客数は658万人で、過去最高を記録した。

 国内の旅行先としてのランキングを見ると、沖縄県は全国20位という。意外に低いと思うかもしれないが、飛行機を使う旅先としては健闘していると言えるだろう。ちなみに「観光客数×宿泊数」でみた「人泊」では、全国6位に跳ね上がる。つまり相対的に長く滞在する県であることは間違いない。ちなみに沖縄県の観光収入の総計は、2012年の統計で3996億円となっている。

 しかし近年、沖縄の特徴であった宿泊数がじりじり減ってきている。1987年の平均宿泊数は約5.2日もあったが、2013年の同調査では約3.8日にまで減少。ざっくりいうと、以前は4泊5日の旅行が多数だったが、いまでは2泊3日または3泊4日が主流になっているのだ。

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