夫婦にも効く「ほめ力」
柳沢 夫婦も“具体的に”どんどん褒め合えばいい。すると、夫もそのうち指示を待たずに家事をやるようになるだろうし、家のなかのちょっとした工夫や変化をきちんと褒めることで妻もイキイキと過ごせる。
夕食にしても、「この味付けが良かった」とか、なんでもいいから声に出して言うことが大切です。そこから話を膨らませて、「じゃあ、今度こういうものを一緒に食べに行こう」と、小さなコミュニケーションを重ねていけば、ずっと良い関係性を保っていけるんじゃないですかね。
髙橋 言葉に出すということは大事ですよね。でも下手に褒めると、失敗することも多々あります。褒めたつもりがそれまでのことを否定することになったりして。もしかすると男女というより、人として当たり前の「ありがとう」などを言っていないのかもしれません。
柳沢 特に、夫婦間は“以心伝心”に頼りすぎる部分がある。でも、“言葉にしなくてもわかるだろう?と思うのは、自分の頭が整理されていない証拠。表現することで、自分の頭も整理されるわけです。
髙橋 日本語は、褒め言葉が少ないですよね。どう褒めれば?
柳沢 一番、使いやすくて手軽なのが、「さすがだね」という褒め言葉。「キミの○○なところはさすがだね」と。男性はどうしても語彙が少なくなりがちだけど、これなら使いやいんじゃないかな。
髙橋 早速、試してみます(笑)。
5回にわたりお送りした柳沢幸雄さんと髙橋秀実さんの対談は、これで最終回となります。本連載は不定期ですので、次回掲載日は未定です。
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