注目企業:
ホンダ、マツダ、三菱自動車

(1)ホンダ

 米国の競争激化やタイの低迷など、他社同様に逆風にさらされる中、日本国内にて新型車効果(FitやVezelなど)により、販売増が見込める点が他社との大きな違いである。中国での販売も好調を維持しており、当面、大手3社間では最も有望な投資先と考える。年初来の株価低迷により、米国競争激化の影響などは既に株価に織り込まれていると想定、堅調な国内販売動向とその業績貢献の確認が株価回復を牽引しよう。

(2)マツダ

 米国での乗用車セグメントの競争環境が激化傾向にある中、マツダの強みは新型Mazda3(日本名:アクセラ)やMazda6(同アテンザ)、CX-5などにより拡販が期待できる点。特に、新型Mazda3は今年1月から稼働を開始したメキシコ工場からの出荷が期待されることから、米国での販売増を牽引しよう。

 また、日系他社と比較すると、欧州にて高評価を得ている点も強み。欧州市場の底打ちに加え、新型車効果が見込めることから、完成車セクター内でも強含みの販売増→利益拡大が期待できる。

(3)三菱自動車

 年初に実施された資本再構築プランにより、経営に加えて株式もようやく正常化。14年3月期での復配も発表されるなど、ようやく「通常の上場銘柄」として評価することが可能となった。実体業績は、2013年に発売を開始して以降、日本と欧州にて高い評価を受けているOutlanderプラグインハイブリッドの拡販が、増益を牽引する可能性が高い。

 また、年後半には、タイを中心に新型ピックアップトラック(Triton)が投入される見通し。当面は主力のタイ市場が厳しい状況にあるが、8年振りのモデルチェンジであり、その販売動向に注目したい。