そのころの自分と今の自分は、見た目こそ変わっているものの、ライフスタイル(性格)はあまり変わっていません。

イラスト=羽賀翔一

たとえ自分のライフスタイル(性格)を不自由で不便だと思っていても、それとは違うライフスタイルを選んでしまったら、たちまち何が起こるかを予想できなくなる。

 その変化が怖かったから、変えられないのです。

 あなたは、自分の性格が暗く、引っ込み思案なので、他者とのコミュニケーションがうまく取れないといわれますが、そうではありません。

ほんとうは、他者とコミュニケーションを取らずにすむように、「自分の性格は暗い」と思い、「私は引っ込み思案だ」と思っているのです。

親しかった友人が離れていったとき(これは誰にでもあることです)にも、そのことを自分の性格のせいにしたいのです。

これからも同じ生活が続くかどうかは、あなたが決めることです。

 ある日、突然、「明るい性格」になれば、そこからなにが起こるか予想がつきません。「暗い性格」のままなら、誰かがあなたから離れていったときにも「やっぱりそうだった」と思え、安心できるでしょう。

 もしも同じ生活を続けたくないのであれば、いまとは違うライフスタイルを選べばいいのですし、選ぶことはできます。