評価はゴールではなく、さらなる成長のスタート
評価はゴールかスタートかという考え方は重要です。ゴールとして捉えてしまうと、やはり結果がすべてになってしまうので、さらなる成長のスタートして捉えるべきです。
さらなる成長のスタートであるから、フィードバックが必要なのです。フィードバックは人生という名のトラックを走るための道標です。走るべきコース、足腰の鍛え方、障害物の取り除き方などが教えられるはずです。教えられなければ聞き出すべきです。
大切なことは前を向いて走ることです。走る姿勢の良い人と悪い人とを見分けてください。そして、走る姿勢の良い人の走り方を真似するのです。それが経験学習というものです。それこそが成長の肥やしです。
せっかく良い姿勢で走っている人がいるのに、自分の走り方にこだわるのは、自ら成長の芽を摘み取っているようなものです。また、よそ見をしたり、悪い姿勢の人を真似たりするのも同様です。
働くことと評価されることを切り離すのは非現実的です。大切なことは評価との向き合い方です。そうであれば、答えはひとつです。
評価は自分を成長させるために必要なことをラインナップする指標なのです。組織である限り、上司、つまり評価者との関係は無視できません。評価結果に不満があっても、評価が低くなる理由をフィードバックしてもらい、改善の努力をすることは決して無駄にならないでしょう。
評価そのものは、評価エラーだらけということも忘れないようにしてください。そのような“ええかげん”な結果に不満をぶつけても何の役にも立たないことだけは確かです。
人生のトラックは走り直しができません。常に前を向き、姿勢の良い人の真似をして、成長のために走り続けてください。
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