最初の一行でツカまないと読んでさえもらえない
文章の中身はもちろん大切だ。しかし読んでもらえなければ話にならない。
そのためには、タイトル、見出し、キャッチコピーなど、最初のワンフレーズで相手の心つかむ必要がある。いわば文章の「顔」の部分だ。顔を見て興味を持たれなければ、相手のことをもっと知りたいとは思わないのだ。
筆者は、そのような文章の「顔」であるワンフレーズを書く能力のことを「キャッチコピー力」と呼んでいる。
「キャッチコピー力」は、コピーライターが書く広告の「キャッチコピー」とは似て非なるものだという。「キャッチコピー力」は、広告制作の発想の仕方を応用して、普通のビジネス文章としてアウトプットする能力のことを言うのだ。
言い換えれば、「キャッチコピー力」とは、「受け手の心をつかむ言葉を見つけ、それを短く的確に文章化する能力」のことをいう。この能力を持っているカどうかは、人を動かす強い文章を書くための大きな要素になる。
この「キャッチコピー力」があるかどうかで、あなたのビジネス人生は大きく変わる。あなたがもし、頑張っているのに評価されていないとしたら、この「キャッチコピー力」が足りないのかもしれない。
『読むだけであなたの仕事が変わる「強い文章力」養成講座』では、このキャッチコピー力をつけるための、いろいろな演習が紙上で実施される。ぜひ実際に手にとって確かめてほしい。