アナウンサーだけが知っている
緊張をコントロールする方法

 適度な緊張感は、その話の聞き手、その話をする場に対する尊敬(リスペクト)の表れです。

 相手に話をすることを大事に思っているからこそ、緊張するのです。
 もしも人前で話すときに緊張を感じたら、

「このスピーチを大切に思っているんだな、いいこと、いいこと」

 と思ってください。

 私たちアナウンサーは緊張しないわけではないのです。
 当然、緊張はします。

 しかし、緊張をコントロールする方法を知っているのです。
 プロであるか否かの違いは、緊張したまま話し続け大失敗に終わるのか、緊張した自分をコントロールして立て直しながら話すのか、の違いです。

 では、どうやってコントロールするのか?
 それは、緊張するような状態をやめるということです。

「これをやると、ますます緊張する! やってはいけない行為ワースト5」

 があります。

 緊張しているときは、無意識にこの5つをやってしまっている可能性があります。
拙著では触れていませんが、一つずつご紹介していきましょう。