相手の脳タイプを見極めると
面白いほどビジネスが上手くいく

メンタリストDaiGo人の心を読み、操る技術“メンタリズム”を駆使する日本唯一のメンタリスト。テレビ番組への出演多数。外食系企業の研修やコンサル、教育誌への連載なども手掛けている。主な著書は、『人生を変える60秒の処方箋 1分間の心理革命。』(KADOKAWA/角川マガジンズ)、『こっそり人を操る心理法則』(PHP研究所)ほか。昨年発売された自身初の本格ビジネス書『一瞬でYESを引き出す 心理戦略。』(ダイヤモンド社)が11万部超のベストセラーになるなど、著書は累計80万部を超える。 最新刊は『男女脳戦略。男にはデータを、女にはイメージを売れ』(ダイヤモンド社)。ビジネスやコミュニケーションに使える心理術を無料公開中。詳しくはhttp://www.daigo.meまで

 脳には男性脳と女性脳があります。
 そして、それぞれには特性があって、そのために男性脳と女性脳では発想も思考も行動も違ってきます。

 実際、私はテレビやステージでパフォーマンスを行う際、壇上に上げる相手が男性か女性かでかける言葉を変えています(お気づきの方はいらっしゃるでしょうか?)。

 もし、誰にでも同じ言い方をしていたら、パフォーマンスの成功率は格段に落ちてしまいます。それほどメンタリストにとって相手の脳のタイプを見極めることは重要なのです。

 見極めるって、男性は男性脳、女性は女性脳じゃないの?

 こんな声が聞こえてきそうですが、それではみなさんに質問です。
 「オレは男だけど、女性っぽい考え方をすると言われる」「私は女だけど、男っぽいって言われるわ」という方も中にはいるのではないでしょうか?

 生物学上の性別と脳の性別が一致しているケース(男性が男性脳、女性が女性脳)が圧倒的に多いのは事実です。
 しかし、男性の15%は女性脳、女性の10%は男性脳という医学的な報告もあります。

 つまり、見た目のまま「男性=男性脳」「女性=女性脳」とは言い切れないということです。

 見た目で判断できないのですから、「人を観察し、分析し、誘導する」メンタリズムの技術がこのときに活躍します。

 ビジネスの現場も、メンタリズムのパフォーマンスも考え方は同じです。
 相手がどちらのタイプかを見抜く力があれば、成功率は限りなく100%に近づきます。

 ではどのように相手の脳タイプを見極めるのか。
 たとえば、仕事で使っているパソコンのデスクトップ、相づちの打ち方、持ち物の色……さまざまなチェックポイントに目を向けるだけで、相手の脳タイプを瞬時に見極めることは可能です。