さて、続く2位に選ばれたのは、「プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(P&G)」です。グーグルに続いて外資系企業がランクインする結果となりました。では、なぜ2位に選ばれたのでしょうか。退職者のコメントから考えてみましょう。

「現在、コンサルタントとして産学連携、日本語・英語、大・中小企業と幅広く活躍する原動力となっている」

「証券アナリスト、事業会社での経営企画、コンサルタントなど様々な分野で生かすことができる能力であると思うので、今後のキャリアの選択肢は非常に豊富であると感じています」

「自分の強みを理解し、世の中的に、これができると胸を張って言えるレベルの実績と自信を持つことができた」

 特徴的なのは、転職や独立など新たなキャリア形成をする際に、同社での語学・スキルも含めた経験が大きく役立っていると皆が口をそろえているところでしょう。

 ここまで外資系が続きましたが、3位にランクインしたのは日本企業の「旭化成」です。一体、退職者にどのような経験を与えてくれる会社だったのでしょうか。

「大手企業であるため、組織のマネジメントの仕方や営業実績のコントロールといった一連のプロセスは非常にしっかり時間をかけて頭に入れることができる」

「キャリア開発についてはすごく積極的な会社であることは間違いない」

「若いうちからさまざまな仕事を任される。失敗してもトライさせる社風がある。私も多くの失敗をしたが、貴重な経験を積ませていただいたと思う」

 このように、大企業ならではの仕事方法が学べると同時に、大企業であるにも関わらず若いころからチャレンジさせてもらえる環境がその後の社会人人生にも大きな影響を与えてくれる会社だと汲み取れます。

 4位以下には、住友商事(4位)、伊藤忠商事(10位)、三菱商事(13位)、三井物産(19位)といった大手商社がランクインすると同時に、多くの“卒業生”が独立して会社を設立しているリクルートホールディングスも6位にランクインしていました。

 退職者のコメントから考えられるこれらの企業の共通点は、いずれも在籍中に挑戦するチャンスを与えてくれ、良い人間関係の構築をアシストし、そしてその後の社会人人生を支えるような仕事の方法・スキル・考え方を教えてくれた、ということでしょう。