ただ、そのとき多くの中国人が学ぶ対象として描いていたのは、鉄鋼、家電、自動車から高速道路、新幹線、住宅までのハード的なものだった。40年近くの努力により中国が大きく発展し、数年前にGDPも日本を追い越した。その意味では、近代になってからずっと追い続けてきた目標が大まかに実現したと言えよう。

中国世界一リストの中身

 この努力の甲斐あって、2013年、粗鋼生産高は全世界の粗鋼生産高の48.5%を占める7億7900万トンとなった。

 手元にある2012年の中国世界一リストをチェックしてみると次のようである。

粗鋼:7億1700万トン。全世界15億5000万トンの粗鋼生産量の46.3%を占める。第2位から第20位までの合計よりも多い。
石炭:36億6000万トン。世界の総生産量の半分を占める。
 セメント:21億8400万トン。世界の総生産量の60%以上を占める。
電解アルミニウム:1億988.3万トン。世界の総生産量の65%以上を占める。
製錬銅:5億82.35万トン。世界の総生産量の24%を占める。

化学肥料:6840万トン。世界の総生産量の35%を占める。
化学繊維:7939万トン。世界の総生産量の70%を占める。
板ガラス:7億1400箱、世界の総生産量の50%以上。
建設機械販売総額:590億ドル。世界の総量の43%を占める。
自動車:1927万台。
造船竣工量:6021万トン。世界の総造船量の41%を占めている。
カラーテレビ、携帯電話、集積回路が全世界の出荷量に占める割合はそれぞれ48.8%、70.6%、90.6%。2010年、中国は世界の68%のパソコン、65%の冷蔵庫、80%のエアコン、44%の洗濯機、70%の電子レンジ、65%のデジタルカメラを生産した。

 アパレル・食品・金の生産、織物・靴・家具の輸出なども世界一となっている。