あなたから率先して話しかける!
正しい叱りに、フォローは欠かせない
疑心暗鬼の状態が続くと、次第にあなたを疎ましく感じて避けるようになったり、必要以上に萎縮して正常なコミュニケーションがとれなくなったりします。あなたにとっても、部下にとっても、これは大きなマイナスです。
無論、あなたは叱った部下を見限っているわけではありません。
「叱ったばかりだし、部下も自分とは話したくはないだろう」と、部下を思っての行動だと思います。
ただ実際には、「叱られた部下はこのような不安を抱えている」ということを知っておいてください。叱るだけが指導ではありません。正しい叱りは「叱り+フォロー」です。叱った後は、上司であるあなたから率先して明るく話しかけることで、気まずい空気はなくなっていきます。部下はあなたからの言葉を待っているのです。
たとえば、失敗した部下を厳しく叱ったとします。当然、叱ったあなたも、叱られた相手も、気分が良くはありません。気まずい空気が生まれてしまうでしょう。ただ、これは仕方のないことです。そしてこの状態を打開することができるのは、上司であるあなただけなのです。具体的にはどうすればいいのでしょうか?