男が気になる「精力」と「髪」のアンチエイジング

 最後に、皆さんが気になるだろう男性の元気、「精力」と「髪」の問題を考えましょう。

 精力に衰えを感じたら、やみくもにサプリメントや精力剤を飲んでも効果がないかも知れません。男性ホルモンが減少している可能性があるのです。男性ホルモンの量を測り、不足していれば、注射やクリームなどで補充することも合理的な解決法です。ただし、前立腺のがんマーカーが上がるなどの副作用が出る場合がありますので、医師の管理の下で行うのがいいでしょう。

 薄毛は遺伝的要因もありますが、生活習慣の乱れ、ストレス、ホルモンバランスの乱れ、不十分な毛髪ケアなども影響しています。こちらもまだ特効薬はないので、地道な努力を重ねることが大事です。食の点では、イソフラボン(大豆等)やカプサイシン(唐辛子など)に発毛効果があると言われています。

 皆さん、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)を伴った豊かな健康長寿を目指してください。

筆者紹介/くぼ・あきら》 
医療法人社団湖聖会銀座医院院長補佐/東海大学医学部 抗加齢ドック教授/慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 特任教授 。1979年慶應義塾大学医学部卒業。1988年米国ワシントン州立大学医学部動脈硬化研究部門に留学。「高輪メディカルクリニック」を設立し16年間院長を務め、現在は医療法人社団湖聖会銀座医院を始め都内3カ所で診療を行う。人の老化度を測る「健康寿命ドック」「抗加齢ドック」を開発し、その結果に基いたソリューション(運動や栄養指導)を実践。生活習慣病の診療と予防医療・アンチエイジング医学の確立に注力。サプリメントやスポーツ医学の世界最先端の情報と実践を駆使した講演や企業のアドバイザーとしても活動している。