
久保 明
老眼の進行は、食い止められる?
40代に差し掛かったあたりから、スマホの小さな文字がどうにも見えにくい――。着々と進行する老眼に、不便を強いられている人は少なくないだろう。誰しも老いに逆らうことはできないが、それでも手元がよく見えないのは不便極まりないものだ。老眼を治療する方法、あるいは進行を遅らせる方法はないのだろうか?

最終回
男性も30代後半から40代、50代と年齢を重ねると、老化を意識せざるをえなくなります。容姿や動き、知力、体力、はたまた精力等で衰えを感じてくるものです。老化を止めることは難しいですが、少しでも若く元気でいられるよう老化スピードを遅くしようとするのがアンチエイジングです。

第12回
「あの人誰だっけ、名前が出て来ない」、「何を探していたか分からなくなった」……。子どもに数学の問題を見せられたのだけど、もう解けなくなっていた、なんてことありませんか。年と共に残念ながら頭の働きが衰えていきますよね。中には会話をする時に辞書やマホのような「外部記憶装置」が最近欠かせないなんて人もいるのではないでしょうか。

第11回
若さを保つのに欠かせないのが、骨と関節、筋肉です。前回のテーマ、運動を行うにはこれらが十分に機能しなくてはなりません。またこれらが衰えるとたちまち日頃の動作に「老化」として表れてしまいます。立ちあがる時、思わず「どっこいしょ」と掛け声をかけたり、歩く動作に力強さがなくなったり、姿勢がゆるんで加齢の影響が表れます。

第10回
アンチエイジングにとって、食事や睡眠とともに大事なのが運動です。いや、運動を抜きにしたアンチエイジングなどありえないと言っていいくらいです。といってもただやみくもに身体を動かせばいいのではありません。効果的なタイミング、適切な運動というものがあるのです。

第9回
昼間は大分凌げるようになったけれど、夜、気温が下がらず、寝苦しいのがいかんという方もいらっしゃるのではないでしょうか。みなさんよく眠れていますか?猛暑の疲れを回復するのにも充分な睡眠をとりたいところ。しかも、睡眠はアンチエイジングに大いに関係があるのです。

第8回
皆さん、筋肉といえば、どういう働きを思い浮かべるでしょうか。重いものを持ち上げる、速く走る等々、運動機能に関係した機能がまず浮かびますよね。でも実は運動をしていない時でも心臓を動かすのに心筋、呼吸をするのに呼吸筋というように複数の筋肉が働いています。

第7回
だんだん暑くなってきましたね。夏到来です。この時期になると、より体型が気になってくる方も多いのではないでしょうか?また、お腹が出てきた。薄着になると目立つし、水着になるのは嫌だなあ、など後ろ向きな考えになっていませんか。とはいえ、仕事を終えて飲む冷えたビールは美味しく、かき氷やアイスクリームにもつい手が出てしまう。悩ましい季節でもあります。

第6回
今回はお酒をテーマにアンチエイジングを考えてみましょう。働き盛りの大人であれば、お酒を飲む機会がかなりありますよね。接待や友人との飲み会、仕事を通じての「ノミニュケーション」等々。お酒が好きで、お酒と食事の組み合わせも大好きで、ストレス解消や気分転換にも欠かせないという人も多いのではないでしょうか。

第5回
もう読者の方にはおなじみになったかもしれない、糖化によって生じる強力な老化促進物質AGE(終末糖化産物)。AGEが体内にはびこると、動脈硬化が進んだり、骨がもろくなったり、肌が荒れたり、白内障、非アルコール性脂肪肝、さらにはアルツハイマーのリスクになったりします。

第4回
前回、同じ食事でも食べる順番を工夫することで、食後の急激な血糖値上昇が防げることをお話しました。「懐石料理」のように、野菜や海草、豆類など「食物繊維」を多く含む料理をまず食べ、次に肉や魚などの「蛋白質」の料理、最後にご飯などのでんぷん、「糖質」を食べるというものです。

第3回
老化を強力に促進する要因に「糖化」があると前回お話しました(「老化のスピードを早めてしまう『糖化』とは?」)。糖化とは、高い温度の元で糖分が蛋白質と結び付くものです。そして、このときできるのがAGE(終末糖化産物)です。

第2回
昨年、和食がユネスコの無形文化遺産に登録されました。ヘルシーなイメージが強い和食ですが、健康・長寿を向上させるという明らかなメディカル・エビデンス(医学的根拠)は残念ながら出されていません。さらなる研究が待たれるところです。

第1回
「アンチエイジング」は女性に限ったテーマではありません。男性もいつまでも若々しく元気なほうが魅力的。実際に「若く見える人のほうが、老けて見える人より長生き」という研究もあるほどで、「老化を考えること」は「健康を考えること」に直結します。
