「想像していた仕事と違う」とき、誰もが転職を考えます。だけど「転職」の種類にもいろいろあるって、知ってた? いまさら聞けないカイシャのあんなことやこんなこと。“楽天的キャリアナビゲーター” 前川タカオがズバリお答えします!
A16:まずは社内転職活動からやってみようよ。
期待と違ってたのか。苦労して入社したのに、それはショックだな。ふーむ。
実はね、以前私が編集長をしていたリクナビCAFEのアンケートでも転職を希望する理由として、4人に1人は「働いてみたら、想像していたのと違ったから」と答えてるんだ。「やり直すなら早いほうがいい」と答えてる人も同じぐらいいる。
なかなか悩ましい問題だよな。でも、入社前の期待と入社後の印象がまったく同じになるということは、どんなに企業研究してても正直難しいんだよ。学生時代のキミからすると、会社生活は未知の世界だから。だから、期待がいいほうに裏切られるといいけど、ワルいほうに裏切られると確かにツラいよな。
ただね。第一志望かどうかわからないけど、せっかく就活に苦労して入った会社。人生は、予想どおりの結果ばかりだと、それはそれで面白みがない。考えようによっては、これも何かの縁。転職活動するのもひとつの手だけど、その前に自問自答してほしいことがある。入社して間もないキミだから特にね。
それは「今の会社で学べること、体験できることはすべてしゃぶり尽くすことはできたんだろうか?」ということ。しゃぶり尽くした状態とは、もう学べることは何もないとキミ自身が思えた状態。それも職場で学べることじゃないよ、会社すべてを見渡して学べることをしゃぶり尽くしたか?だよ。