なぜ、浮気をしている男性は
「何で?」を繰り返してしまうのか
そもそも、なぜ浮気をしている男性は、女性からの質問に「何で?」を繰り返してしまうのか。
そこには、「曖昧な質問を曖昧なままで処理できない」という男性脳の特性が大きく関係しています。
わかりやすく言うと、男性はどんな質問にも「意味」を求める傾向が強い。
相手は何の脈略もなく「いいことあった?」と聞いただけなのに、「この人はどうして、急にこんなことを聞くのだろう?」と質問の裏の意味を考えてしまうのです。
こんなことを聞いて何を知ろうとしているのか、この質問からどんな結論を引き出そうとしているのか――といった疑問が、一気に肥大化していきます。
そして、その自問に対する最終的な答えとして、真っ先に浮かんでくるのが自分の「一番やましいこと」なのです。浮気をしている人なら、「いいことって、オレの浮気のことを指しているんじゃないのか?」と、自分で勝手に質問の意味づけをしてしまうのです。
その結果、男性は必死になって言い訳を考えようとします。無理やり自分の中であった「何かいいこと」を見つけようとする。
ところが、男性脳はシングルタスクゆえ、同時に二つのことをこなすことが上手くできません。つまり、喋りながら、記憶を探ることが苦手。それなのにとっさの言い訳のために「何かいいこと」のストーリーを作らなければいけないのですから、当然時間が必要になる。その時間を稼ぐためにもっとも便利な言葉が、「何で?」なのです。質問に対して質問で返すことで、言い訳作りの時間稼ぎをしているというわけです。
同様に、携帯電話やスマホを意味もなくいじる、周囲のものをやたら触るなど、意味不明な行動を反復するのも、やはり頭の中で必死に言い訳を考えている男性によく見られるものです。