ほんの少しの気の緩みが
修羅場と化する原因を作る!

 そして、番組で紹介したもうひとつのマジックワードは――。

「疑ってごめんね」

 でした。「何で?」の繰り返しと単調な反復行動で時間を稼ぎ、何とか言い訳をしてその場を取り繕った男性に向けられる、さらなるカマかけです。

 このとき、やましいことがある男性がついやってしまう行動が、「疑ってごめんね」と言われた途端に機嫌がよくなって笑い出す、というリアクション。完全にアウトです。
 あらぬ疑いをかけられたら不機嫌になるのが人間としての当然の感情。身に覚えがない人なら「疑ってごめんね」と謝られたら、その瞬間はちょっとムッとして声のトーンが下がり、口数が減るのが自然です。

 ところが、心にやましいことがある場合は、追いつめられていたところから一転、謝られるわけですから、ストレスから一気に解放されます。そのため、「あ~よかった」とつい機嫌がよくなって、声のトーンも上がり、笑ってしまうというわけです。

 もし相手の女性が、あなたの浮気を疑ったことを「ごめんね」と謝ったとしても、「バレなくてよかった!」と、すぐに安心してはいけません。その心の緩みが表情や言動に現れた瞬間、女性のセンサーは敏感に反応し、あなたへの浮気疑惑はより増大してしまいます。
 男性のみなさんは、疑いが晴れたとすぐに気を抜かず、疑われたことが心外だ、俺を信じていないのか、と少し不機嫌な態度を取るぐらいがちょうどいいのです。

 ウソを見抜く、ウソを隠すといった心理的な駆け引きは、「感情型の女性脳」のほうが圧倒的に得意。男性は理論型ゆえ、女性からの何気ない言葉の裏の意味を深読みしすぎるから、思わずボロが出てしまうのです。

 浮気を見破られないための究極の方法は、相手の質問を深読みしすぎず、疑われたらいい気はしないという当然といえば当然のリアクションをすることなのです。

 ということで、最後になりましたが、今回の企画は見方を変えれば「女性が男性の浮気をあっという間に見抜けるマジックワード」ともいえますので、女性の皆様はぜひご参考に……。