以上をふまえると、企業に異物混入が発生した際に注意をすべき、3つのポイントが浮かび上がらないだろうか。

1.集団ヒステリック的な“食の安全トレンド”がきていないか
2.マスコミが「面白い」と思うような過剰な企業防衛をしていないか
3.これ以前に報じられている「業績悪化」や「安全軽視」などと相乗効果にならないか

 さらに一番気をつけていただきたいのは、マスコミというものは常に「中立公平」であり、客観的に報じてくれるという“勘違い”である。

 ペヤングやマクドナルドの報道について、「命に関わるものではないのに取り扱い方がおかしい」とか「違和感がある」なんて声があがっているが、実は15年前の“異物混入ブーム”でもまったく同じような警鐘が多く鳴らされた。それでもなにも変わっておらず、喉元過ぎればなんとやらで、定期的にこういう過熱報道が繰り返されているのだ。

 つまり、マスコミというものが変わらない限り、近いうちにどこかの企業が再びマクドナルドやペヤングのように槍玉に挙げられるというわけだ。

 そうならないためには、マスコミを注意深く観察するしかない。彼らがどういうトレンドに関心があり、何を問題視しており、どういう行動をとると非難されるのか。「安全」を扱う企業のみなさんは、ぜひともこのあたりを肝に銘じていただき、炎上を避けていただきたい。