シニア婚活において、結婚相談所は貴重な存在だ。しかし全国には4000近い相談所があり、玉石混交といわれる。その中から自分に合った極上の相談所を選ぶノウハウを、「ダイヤモンドQ」編集部が紹介しよう。
「事前の説明ほどセレブな異性はいなかった」「出会えないので解約したいが、解約料が高過ぎる」
こうした結婚相談所に関する相談が、国民生活センターには年間2447件も寄せられている。減少傾向にあるものの依然件数は多い。結婚相談所に入ることを隠したい人はまだおり、その弱みに付け込んでいいかげんな経営をしている相談所があるのだ。だからこそ、間違いのない相談所を選びたい。
まずは、第三者機関に加盟、認証されていることが一つの目安になる。
(1)日本ライフデザインカウンセラー協会(JLCA)の「マル適マーク」取得、(2)結婚相手紹介サービス業認証機構(IMS)の「認証マーク」取得、(3)結婚相手紹介サービス協会(MISA)に加盟――といった相談所は、会員にいいサービスを提供したいという気持ちを持っており、冒頭のようなトラブルは少ない。
結婚相談所「エンカレッジスタイル」の持田哲也チーフコンサルタントは「入会時に独身証明などの公的証明書を必要としない相談所は問題外」と強調する。独身証明書と住民票の提出は最低限必要。最終学歴証明書、収入証明書、在職証明書などを提出させる相談所なら、経歴詐称などのトラブルが起きにくい。
また扱うのが密度の濃い個人情報となるので、プライバシーマークの取得は信用度の目安となる。ホームページやパンフレットで確認しよう。
以上の最低限のお約束をクリアした上でチェックしたいのが、お見合いなどを申し込む機会が多く、実際に会う機会も多いかということだ。