創続総合研究所
実例でわかる「相続税の完全節税マニュアル」
【第7回】 2015年2月20日
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曽根恵子 [公認不動産コンサルティングマスター、相続対策専門士]

貸宅地を売却して相続税を減らす 【相続後の実例6】

貸宅地を売却するなどして
3507万円節税した森さん

[対策1]土地の利用図を作成して評価を下げる

 まず、土地の評価を下げるように、現地調査は綿密に行いました。特に貸宅地は境界がなく、入り組んだ使い方になっているため、個々の利用図を作成して不整形地となる評価をすると、最初に想定した評価よりもかなり下げることができました。

[対策2]貸宅地を建て売り用地として売却、時価評価で申告する

 区画ごとの面積や評価は出たのですが、それを個々に売却するとなると時間がかかるだけでなく、道路の問題に接していないところは建て直しができない土地となります。

 そこで、建て売り用地として、貸宅地をまとめて不動産会社に売却することにしましたが、路線価評価を下回る価格となります。最初からそうしたことが想定されましたので、申告期限内に契約をして、相続税の申告は時価申告をするようにしました。

 相続評価で1億円のところ、売却価格は6000万円となり、4000万円の評価減となりました。売却のタイミングを逃すと節税のタイミングも逃すことになりかねません。

 森さんは、以上の対策により、3507万円もの節税ができました。 


節税のポイント
貸宅地の評価を下げて売却する


 

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曽根恵子 [公認不動産コンサルティングマスター、相続対策専門士]

日本初の相続コーディネーターとして1万件以上の相続相談に対処。感情面、経済面に配慮した「オーダーメード相続」を提唱し、安心で円満な相続の実現に取り組む。著書に『相続に困ったら最初に読む本 』(ダイヤモンド社)、『相続はふつうの家庭が一番もめる』(PHP新書)など多数。 ホームページ http://www.yume-souzoku.co.jp/


実例でわかる「相続税の完全節税マニュアル」

亡くなってからでも、生前でもできる「相続税の完全節税マニュアル」を実例で解説。プロでならではの「評価を下げる」「納税を減らす」「財産を減らす」という切り口で、一般家庭が数千万~億単位で節税できる「劇的な節税策」を伝授します。

「実例でわかる「相続税の完全節税マニュアル」」

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