裁判所、特許庁が上位にランクイン!
意外と女性が大活躍していた

 今回のランキングでは、昨年までは30位圏外だった“意外な組織”もランクインしていたことも注目すべき点でしょう。その“意外な組織”というのが19位の裁判所と24位の特許庁です。裁判所に関しては、「チームワーク」のみに評価を絞ったランキングでグーグルに次ぐ2位にランクインしているのも意外な事実です。

 一体、どういう理由から「働きがいがある」と評価されているのでしょうか。まずは裁判所で働く人の声からその理由を探ってみましょう。

「(裁判部において)裁判官と上手く歯車がかみ合って、事件をスムーズかつ適切に処理していっているときにやりがいを感じる。また書記官自体が、ある程度裁量を持って仕事ができるので、自分のペースで仕事ができるところがよい」(現役職員)

「女性の割合は、他の官庁と比べても非常に高いです。(中略)女性が差別されることはありませんし、職場に女性が多いので、働きやすいと思います。ヒラの社員であっても、責任のある仕事を任されるので、やりがいもあると思います」(現役職員)

「17時15分になると結構な数の書記官が退庁する。遅くても18時までにはほとんどいなくなるのではないか。(中略)いろいろな面でプライベートとの融通が利かせられて恵まれた環境ではないかと思った」(現役職員)

 2つ目、3つ目のコメントからもわかるように、男性と女性が平等に働くことができ、個人がきちんと評価を得られながらも、遅くまで働くことはあまりなく、プライベートとの充実を図れる点が高評価の理由だということがわかります。

 同じく特許庁でもその傾向が垣間見られるコメントがありました。

「審査部においては審査官個人の権限がかなり強く、個々に別々の仕事をしていることもあって個人商店の集合のようである。1日休んだ程度では誰にも迷惑がかからないため、当然、有給休暇なども撮りやすく、子育てなどは非常にしやすい」(現役職員)

 こうしたことからも、女性からだけに限らずこれからの時代において「働きがいのある企業」として評価されるためには、仕事から得られる充実感と責任感、自分の成長実感、そしてプライベートとの両立が可能か、といった3点が特に重要になるのは間違いないでしょう。

(ダイヤモンド・オンライン編集部 林 恭子)