また、新入社員は、職場内の先輩上司にとっても興味の対象です。そこで、「あなた」という人を彼らが知る機会の一つが「雑談」です。例えば、喫煙者間での「タバコミュニケーション」という喫煙所での雑談。また、飲みニュケーションと呼ばれる新人歓迎会を始めとした社内の方との懇親会での雑談などがあります。

 数ある雑談の中でも、特定の社員の悪口や会社への不満ばかりの雑談では気が滅入ることもあるでしょうが、人間関係構築のためにもそういう中に参加しなければいけない場合が新入社員にはあるのです。しかしその前に、まずは自分の雑談を振り返ってみてはいかがでしょうか。全員が悪口を言っている訳はありませんし、それ以前に自分が雑談の場を活かせないままにしていないでしょうか。

雑談は大喜利ではない

 少し大袈裟かもしれませんが、まず雑談で大切にしていただきたいことの一つに、表情があります。雑談とはいえ、お互いの情報交換なわけですから、ブスっとした顔では会話自体がうまくいきません。

 ノンバーバルコミュニケーション(非言語コミュニケーション)という言葉がありますが、何も語らずとも表情や仕草で相手への気持ちは伝わります。たとえ自分から話を切り出さなくても、相手が話しやすい雰囲気を演出することが基本として大切ではないでしょうか。

 そして、雑談は大喜利ではありません。一言一言に気の利いた返答や秀逸な切り返しができることも素敵ですが、なによりも会話のキャッチボールをしていくことが大切です。失敗しないように話なさければいけない、相手が感心するようなことを話さなければいけない。そんな気負いが結果的に表情を強張ったものにしてしまうくらいならば、まずは相手の質問に丁寧に返すことだけに集中しましょう。

 余談ですが、就職活動中の面接が上手くいかない方のなかにも、素晴らしい志望動機や感動させる自己PRを言おうと気負いすぎて、本番で真っ白になる方がいます。まずは気の利いた一言よりも、相手との会話のキャッチボールを意識しましょう。