じつのところ、秘書は孤独
人知れず泣く、ぬいぐるみと話す人も

 もちろん、リーダーの近くで働く秘書も、自身の感情のマネジメントの方法について考えておくことは、非常に重要です。なぜなら、社長秘書など、役職の高い人を補佐する秘書になればなるほど、リーダーと同様に、孤独になっていくからです。そんな彼女・彼らに、私はいつも「孤独に耐えるのではなく、孤独に慣れてください。そして、孤高の人になってくださいね」とお伝えしています。それが、リーダーと共に歩んでいく人の宿命だからです。

 秘書の感情マネジメントの方法は、人によってさまざまです。どうしても抑えきれない感情が湧いてきたら、サッと席を立ち、お化粧室や休憩室に行く人もいます。昨今、自分の机など人のいる場所で涙を流す女性社員が多くなってきていますが、職場は「公共の場」ですから、泣くのであれば、お化粧室でしたいものです。

 また、こんな人もいます。

 机の上にお気に入りの熊のぬいぐるみを置いておき、何かあったら、誰もいなくなったところで、熊のぬいぐるみに小声で話しかけることで、気持ちの整理をしている人もいます。誰もいなくなったところで、というのが、秘書としてのプロフェッショナリティを感じますね。自分なりの感情マネジメントの方法を持っておくことで、長い間取り乱すことがなくなるでしょう。

 ぜひ、自分なりの感情マネジメント法を持つようにしてみてくださいね。

“いい人の仮面”を取れない人は
「本当にいい上司の3ヵ条」が欠けている

 さて、ここまで、

1)いい顔をする上司ではない 
2)部下の機嫌を損ねない上司ではない 
3)注意をしない上司ではない 

 という、本当にいい上司の3ヵ条について見てきました。そして、いい上司の条件とも言える「感情マネジメント」の重要性についてお伝えしました。

 さて、上司の皆さん、いかがでしょうか?