恋人だってこんなにウザい!
彼女のミスに「原因と対策」を求める男

 ビジネスや就活のシーンだけではなく、「意識高い系」の人々はプライベートでも出没する。

「フェイスブックで女子会の写真をアップしようとしたら、スマホで撮影した写真をチェックして何度も撮り直しを要求する友達がいた。いわく『自分のイメージと違う』ということらしいのですが、芸能人じゃないんだから」(20代/女子)

 ソーシャルメディア上で自身をプロモーションする「セルフ・ブランディング」の一環なのだろうか。写真写りを気にする気持ちはわからないでもないが、周囲からするとメンドイ人であることこの上ない。

 また、恋人が意識が高いと、とんだ苦労に巻き込まれることもある。

「昔付き合っていた人が、有名なビジネス書の著者を『先生』と呼んでいる意識高い系。ある日、デートの日の認識がお互い違ってしまい、彼が無駄足を踏んだという出来事がありました。普通だったら『気をつけよう』程度で終わると思うんですが、彼の場合は『こういったミスが発生した原因と対策』を求めてきてドン引きした」(30代/女性)

「ミスが発生した原因と対策」を求めるなんて、上司かクライアントのようである。もはや恋人ではない。パワーポイントで、ミスを防ぐ対策を説明している恋人の姿を見て、「なるほど、これで同じ失敗は繰り返さないな」と満足するのだろうか。

 何度も言うが、意識が高いこと自体は悪いことではない。筆者は新卒のとき、現場に配属された初日の歓迎会で酒を飲みすぎ、終電を逃して上司の家に雑魚寝させてもらったことがある(しかも、その会社は1年で辞めてしまった)。意識が低いよりは、高いほうが向上心があって良いに決まっている。

 しかし、実力や実態が伴っていない「意識高い系」が職場にいる場合は困りものだ。そういった人には、向上心を刺激して、本当の意味での「意識が高い人」になってもらうしかない。意識が低い「サボタージュ社員」よりはマシだと思って接するしかないだろう。もしかしたら、スティーブ・ジョブズ氏や孫正義氏のように大化けするかもしれないのだから。