下表を見てほしい。これは商事のハードシップ手当を簡略化したものである。

 治安レベルなどに応じて赴任先の都市が14段階にランク分けされている。最も上乗せ額が大きいのがナイジェリア最大の都市、ラゴスだ。

 30代半ばで年収が1400万円前後の課長クラスが妻子帯同で赴任すれば、月額55万円超が上乗せされる計算である。年収は2000万円を優に上回り、まさに超の付く高待遇ぶりだ。

 海外赴任では住宅手当も申し分ない。新興国ではセキュリティの厳重な外国人向けの高級住宅地があてがわれるが、会社の補助で月額30万円前後のプール付きの豪華な住まいで暮らすことができる。

 単身者の場合はサービスアパートメントに入居するケースもある。ハウスクリーニングなどホテルのようなサービスが受けられ、家具や家電、日用品が付いた高級マンションだ。