「型」を覚えれば、誰でもできる!

 さらに、1枚1枚のスライドも、「このスライドで何を伝えたいのか?」を一目で理解できるように、シンプルに加工する必要があります。細かい数字が書き込まれたグラフを貼り付けたスライドや、長々と文章を書き記したスライドなど、決裁者がスライドの意味を理解するのに10秒以上かかるものはアウト。本当に伝えるべき情報を絞り込んで、それがパッと目に飛び込んでくるように加工しなければなりません。

 これも、難しいことではありません。「グラフの見せ方」「キーメッセージの見せ方」「ビジュアルとテキストの配置の仕方」などには、すべて「型」があるからです。
 たとえば、このスライドをご覧ください。

孫正義社長が「一発OK」を連発した社内プレゼン、2つのポイント!

 見た瞬間に「何を言おうとしているのか?」がわからないですね? 「前月比2倍と順調に増加傾向である」という言葉も長いし、目に飛び込んできません。グラフも数字がたくさん書き込んであって、どの数字に着目すればいいのかが直感的にわからない。
 そこで、私が開発した「型」に落とし込んだのが、次のスライドです。

孫正義社長が「一発OK」を連発した社内プレゼン、2つのポイント!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 パッと見た瞬間に、「書籍の売り上げが前月比2倍」になったことが理解できるのではないでしょうか?ここには、いくつもの「型」があります。「グラフは左、テキストは右」「キーメッセージのフォントは100~200」「キーメッセージは13字以内」「ポジティブ・カラーは青」「棒グラフは半分の高さを意識する」……。それらの「型」を身につければいいのです。

 7月31日に発刊される『社内プレゼンの資料作成術』では、これらの実践的ノウハウのすべてを紹介しました。この連載では、そのなかからいくつかをご紹介してまいります。何度か実践することで、誰でも必ず身につけることができる技術です。参考にしていただき、みなさんにも次々と「一発OK」を勝ち取っていただければ幸いです。