作詞家でもあり、AKB48のプロデューサーで有名な秋元康さんは、25年も前に30分で書いた「バレンタイン・キッス」という曲の印税がいまだに入ってきているそうです。独立起業をするなら断然ストック型ビジネスが安心なのですが、そんなに簡単に権利収入を得る方法は見つからないと思います。
独立起業を成功させる最も安全な方法は、ストック型ビジネスとフロー型ビジネスの両方を組み合わせることです。初めにストック型ビジネスで収入を安定させて、その上でフロー型ビジネスを展開していくのがベストです。フロー型ビジネスは当たれば爆発的に収入が増えますが、仕事が取れなければ収入が激減して、すぐに窮地に陥ってしまいます。
副業禁止規定に抵触しない
仕事をまず始める
民間企業にお勤めの方でも公務員の方でも、副業禁止規定があるために起業できないと悩んでいる人も多いと思います。でも、親が亡くなったため実家の商売を手伝わないといけなくなったり、相続で田んぼやアパートを引き継いだ場合まで厳しく禁止しているわけではありません。
とくに、バブル時代に流行ったサラリーマンによるワンルームマンション投資のように、利殖を目的に始める不動産投資までは副業とみなしていないようです。就業規則にしっかり副業禁止規定がある会社でも、経営者や幹部社員が賃貸用不動産を所有しているケースはわりとあります。
念のために、私の地元である富山市役所と富山県庁の経営管理部人事課に、アパート経営や貸家業は副業禁止規定に抵触するか確認してみました。富山市では、本業と収入が完全に逆転する規模だったり、業務に支障が出る場合は問題あるが、そうでない場合は認めている、との回答でした。
富山県では、税法上、5棟10室になると業とみなされるため、貸家であれば4棟、アパートであれば9室までは届け出もいらない、という返事でした。