自分のためにつくる「自分株式会社」とは、いったいどんなものだろうか。株主、従業員、社会のためにある会社ではない。それは、自分の人生を謳歌するための手段として存在する特別な会社だ。
普通の会社とはどう違うのか?
自分株式会社とはこんな会社
自分の会社(自分株式会社)をつくる目的は、自分の好きなことを思う存分やるためです。
いままで私たちは常に誰かの指示のもと、監視やチェックをされながら仕事をしてきました。このような働き方は、実はすごく制約を受けます。その結果、大きなストレスにもつながります。企業という組織に属している以上、それは仕方のないことです。
しかし、いったん組織を飛び出して自由な身になると、誰の指図も受けず、自由な発想で好きに仕事をすることができます。実はこのメリットはかなり大きいのです。いままで上司や会議などで握りつぶされていたことが、すべて自分だけの判断で可能になります。イヤな仕事はしなければいいですし、好きな仕事だけやることも可能です。
自分株式会社は、自分の好きな仕事を自分の好きなペースで独断と偏見でやるための最良の器なのです。
もうひとつの目的は節税です。もちろん、最初から会社をつくらなくてもいいのですが、売り上げが伸びてくると、個人事業主では節税するにも限界があります。日本の税制は、エリート官僚たちによってがんじがらめにされていますので、節税効果を突き詰めていくと、遅かれ早かれ自分株式会社をつくらざるをえません。