あなたが育児の最高責任者!

医師や保健師にいわれてから気づくようでは、この『赤ちゃん教育』で目標とする育児の最高責任者としては失格です。

「かわいい、かわいい」という気持ちも大切ですが、真剣に冷静にわが子を観察することができるように心がけることが必要です。

 私のおいは、目やにが片方だけによく出て、いつもその目がうるんだように見えるのを生後1ヵ月ごろに気づきましたが、「どうもおかしい」と医師に相談したのは3ヵ月のころでした。

 小児科医でわからず、眼科医にまわってやっと原因がわかり、うるんだほうの目の涙腺がつまっていました。涙腺を開通させてもらったので大事にいたりませんでした。

 片方が二重(ふたえ)まぶたで、もう一方が一重(ひとえ)などという差は、もって生まれた遺伝的なものですが、片方の目をショボつかせたり、あまり大きく開けようとしなかったりするのは要注意です。

細心の注意をして、身体じゅう、くまなく見まわして、異常を発見します。
 まだ手足を自由に動かせるわけではないのですから、形の異常の発見がねらいです。

 ※わが子を、距離をおいて眺める余裕をもちましょう。
 左右で非対称のところはないか、手も足も胸も背中もよく観察しましょう。