「同じ子守唄」で
ゆっくりやさしくさすってやる
お母さんが自分のまぶたをさすって、気持ちがよいと思うさすり方で、弱くゆっくり、やさしくさすってやるのがいちばんです。
私はこのとき、同じ子守唄を歌いました。
まぶたをさすりながら、
「ねんねんよ、おころりよ♪」
と動作に合わせて歌ってやります。
そのうちにこの子守唄は、眠そうなときや、早く寝かせたいときに、さすりながら歌えば、まぶたが自然に閉じられて、早く眠るように条件づけができていきます。
赤ちゃんが積極的に注視をするよう、目の前の注視をつづけられたら、次はなるべく長くつづけられるよう、お母さんのほうから赤ちゃんに積極的に働きかけるのです。
※物体の像を目玉の中心部にもってくるようにすることを「注視」といいます。注視できることが、ものを見ることの基礎です。