カヨ子ばあちゃん式
心遣いを伝える言葉
私は、保育園の先生に、
「どうしてそのような言い方をしたのかわからないけれど、この子にはトラウマがあるんです。入院した病院で点滴のときに、動かないように固定されていたのです。だから、『動くな! ジッとしていなさい!』と言われると、そのときの怖かったことを思い出してパニックになるのです。どうかやさしい言葉で言ってください」
とお願いしました。
病院でも、温かい言葉で、
「あなたの病気が治るように点滴をするのよ。強い男の子だもん、動かないで我慢できるよね」
と、本人にも理解できるような言葉で見守ってほしかったと思うのです。
幼少期のトラウマは、一生続くことがあります。
子どもが精神的に病まないように、お母さんには細かな心遣いが必要となります。
特に、3ヵ月までの子どもの脳の発達は、ものすごいスピードで、凡人の私などの理解を超えるほどすごいのです。
まるで吸い取り紙のように、よいことも悪いことも、覚えていくので、注意が必要です。