不倫相手からのメッセージを同僚が!
タイミングによっては怖い通知表示の罠

 気をつけなければいけないのはパスワードだけではない。以下のような状況で、個人的な秘密が漏れてしまったケースもある。

「職場の女性と不倫をしていたが、それが同僚にバレてしまった。理由は、私からSNSでメッセージを送ったとき、ちょうど彼女が同僚と一緒にスマートフォンで動画を見ていたから。メッセージの通知が表示されてしまったらしい。しかしタイミングがタイミングなので、彼女はわざと不倫をばらしたかったのではないかと疑っている」(39歳・男性)

 タイミングが悪かった……と思いきや、通知表示が仇となったケースは複数の人から聞かれた。

「彼とのデート中、トイレに行った彼がテーブルの上に置いていったスマホが何度も鳴っているので思わず見てしまったら、浮気相手からのメッセージが複数表示されていた」(29歳女性)

「同僚の男性にスマホでペットの画像を見せているときに、恋人からちょっとエッチなメールが来た。一瞬だったので見られていないとは思うけれど気まずい」(27歳・女性)

 通知表示機能は便利だが、こういったリスクはゼロではない。「そんな都合のよいタイミングはそうそうないはず」という慢心が被害を生む。

 また、近年いたるところで見られる「スクショで拡散」という風潮にも着目したい。前述の女性タレントとミュージシャンのやり取りは、LINEのスクショ画像だった。LINEのやり取りはお互いが送ったメッセージを一画面で確認できるため、情報がひと目でわかりやすく、それだけに生々しい。インパクトが強いため、近年、こういったやり取りのスクリーンショットを撮り、拡散する悪質な事案が増えている。

 LINEだけではなく、多くのSNSにはダイレクトメッセージ(DM)機能がある。個人間のやり取りであるDMだが、スクショを撮れば簡単にその情報を余すことなく第三者に伝えることができてしまう。筆者は以前、知人の女性から「ある作家の方からセクハラまがいなDMが頻繁に送られてくるので困る」と相談を受けたことがあるのだが、「もし彼女がスクショを撮って拡散したら」というリスクを、その作家がなぜ考えないのかと不思議に思った。