1日3食分の食事を書き出すだけで
自分の食生活は評価できる

 60代で定年、という時間軸を考えたとき、40代は“過去の食生活を断ち切る時期”、そして50代は“未来を見据える時期”であると捉えることが大切です。40代になってからも「まだ若い頃と同じくらい食べられる!」と暴飲暴食を繰り返すのはもちろん、反対に50代になって「もう今更ね…」とあきらめるのも、とてももったいないことです。

 では、40~50代の方が食生活で“ある程度の守り”に入るというのは、一体、どのようなことを指すのでしょうか。

「栄養士に言われるまでもなく、自分でもわかる“しない方が良いこと”はしない」

 ということです。“しない方が良いこと”は人それぞれで、現在の食生活で何を変えたらいいか、と自分に問いかけたときに、一番に頭に思い浮かぶことがそれにあたると思います。何も思い浮かばない、という方は“した方が良いこと”に質問を変えてもOKです。

 何も思い浮かばない、いろいろあってひとつに決められない、という方は、ぜひ、直近の1日3食分の食事を書き出してみましょう(ゆとりがあれば、3日分ほど)。

 自分の食生活を可視化するための食事記録であれば、振り返ったときに摂っている食品数がある程度わかるものであれば十分です。

 たとえば、ハンバーグの中身を分解して、ひき肉、卵、パン粉、などと書く必要はありませんが、付け合わせにブロッコリーがあったら、「茹でブロッコリー」などと書いておくとよいでしょう。カメラで撮ったときのように、目に見えるものを書いておくと、その食事全体の彩りがわかるので、バランスのチェックになります。

 そして、最初に食事記録を書く際には、かかった時間を計っていただきたいのです。1日分をお願いするワークショップは、通常、5分ほどの時間を使っています。大体、3~4分ほどでほとんどの方は終わりますが、中には1分もしないうちに終えられる方もいらっしゃいます。

 書いてみて、どんな感じがしたでしょうか?思い出すのに苦労した方…食をないがしろにしませんか?1分もかからずに書ききってしまった方…食品数が少なすぎませんか?かかった時間もまた、ご自身の食生活のひとつの評価ポイントになります。