カヨ子そうではありません! 問題は使い方なのです。
 本書では、パソコンやゲームを活用した育児法(→第7章)も紹介しています。
 なにごとも考えようで、文明の利器をどんどん育児に活用したらいいのです。

記者それは勇気を与えますね。私なんぞ、スマホ中毒、ゲーム中毒なので、それを否定されたら立つ瀬がなくなりますから。

84歳の今、
残された時間はない!

早期から<br />パソコン、ゲームを<br />やらせたほうがいい理由<br />――発売前直撃インタビュー後篇久保田 競
(Kisou Kubota)
1932年生まれ。医学博士、京都大学名誉教授。世界で最も権威がある脳の学会「米国神経科学会」で行った研究発表は日本人最多の100点以上にのぼり、現代日本において「脳、特に前頭前野の構造・機能」研究の権威。2011年、瑞宝中綬章受章。『ランニングと脳』『天才脳をつくる0歳教育』『あなたの脳が9割変わる!超「朝活」法』など著書多数。

カヨ子 五感をはぐくむ環境が減り、機械化が進んでいる現代だからこそ、ますますクボタメソッド=「脳と心をはぐくむ日本式伝統育児法」の原理原則を、お母さん、お父さんにしっかり身につけていただき、今すぐ実践していただきたいと思っています。

記者今すぐ実践できる内容なのですか?

カヨ子 はい。だからこそ、イラストを138点、入れました。しかも、凝りに凝って、大人気絵本作家のおかべりかさんに、缶詰になってもらって、すべて手描きで一から描いてもらいましたから、かなりわかりやすいと思います。

記者 ええ!!?? 缶詰になって、しかも完全描き下ろしの手描きですか!? パソコンが当たり前の時代に、あえて手描きって、温故知新感が出ますね。
 このあったかみは、手描きのあったかみなのですね!