仕事を続けることで、介護以外の自分の時間を確保することにもつながります。あわせて定期的な収入を確保できることで精神的にも安定し、少しだけ介護に対する余裕ができます。さらに、介護は、人に頼むことと自分で行うことの境界線を明確にすることも非常に大切です。それは、自分は何をして、誰に何を頼むのか?を整理することにもつながります。そこがごちゃごちゃしていると、あれもこれも自分の役割のような気持ちになり、いつもできていないと罪悪感に苛まれたり、いつまでも自分のやることが減らず、つらさにつながってしまいます。

 仕事と介護の両立のために整理する一例として、以下のようなことがあります。

■介護編
≪自分ですること≫
・(例えば)月(週に)に○回面会に行く
 ~親戚や家族と分担をして様子を見に行く機会を定期的につくる
・日ごろの様子をヘルパーさんに聞く
 ~普段の困り事などから病気の進行確認など小さな変化を見逃さないため
・親の思い(不満や不安)をとことん聞く
 ~他人にはいえないこともあるはず
・生活に足りないものを買い足す(衣類など)
 ~日用品は普段の買い物でもお願いできるが衣類などは家族が用意することが多い
・近所へ挨拶やお礼
 ~日ごろ些細なことで気にかけてもらっているため
・病院への通院
 ~リハビリなどの送り迎えは頼んでも医療的なことは家族で行うほうがよい

≪人に頼むこと・・デイケアとヘルパーさんを利用しての見守り介護の場合≫
・日ごろの食事は、宅配システムのお弁当を利用
 ~ヘルパーさんが作ってくれる日と組み合わせて利用
・掃除は、月に2回、家事代行サービスを利用
 ~日常の細かなことはヘルパーさんにもお願いできる
・洗濯は、ヘルパーさんに週2回程度お願いする