これが、キャッチコピー最強の法則「35の型」だ!

『ザ・コピ』でキャッチコピー(見出し)にさいているのは全体の2割超。
 つまり8割弱がキャッチコピー以外に触れている。

これが、<br />「広告の父」オグルヴィの金言だ!神田昌典(Masanori Kanda)
経営コンサルタント・作家。株式会社ALMACREATIONS代表取締役。日本最大級の読書会「リード・フォー・アクション」主宰。上智大学外国語学部卒。ニューヨーク大学経済学修士、ペンシルバニア大学ウォートンスクール経営学修士。コンサルティング業界を革新した顧客獲得実践会を創設(現在「次世代ビジネス実践会」)。のべ2万人の経営者・起業家を指導する最大規模の経営者組織に発展。わかりやすい切り口、語りかける文体で、従来のビジネス書の読者層を拡大。「ビフォー神田昌典」「アフター神田昌典」と言われることも。『GQ JAPAN』(2007年11月号)では、「日本のトップマーケター」に選出。2012年、アマゾン年間ビジネス書売上ランキング第1位。著書に、『あなたの会社が90日で儲かる!』『非常識な成功法則【新装版】』『口コミ伝染病』『60分間・企業ダントツ化プロジェクト』『全脳思考』『ストーリー思考』『成功者の告白』『2022――これから10年、活躍できる人の条件』『不変のマーケティング』『禁断のセールスコピーライティング』、監訳書に、『ザ・コピーライティング』『伝説のコピーライティング実践バイブル』『ザ・マーケティング【基本篇】』『ザ・マーケティング【実践篇】』などベスト&ロングセラー多数。

 しかし、その他8割弱を捨ててでも、2割超のキャッチコピーだけを学べばいい。

 なぜなら、キャッチコピーが重要であることはもちろんだが、『ザ・コピ』には、仮説ではなく、すでに検証済の高反応キャッチコピーの型が紹介されているからだ。

 その該当箇所は「計37ページ」にわたり紹介されているが、全体のわずか8%超にすぎない。
だが、『ザ・コピ』の中で、最も稀少価値が高い。 

 なぜ稀少なのか?

 それは、「うまくいった広告」「うまくいかなかった広告」をすべて検証し、振り分けて、「うまくいった広告」の傾向から法則を抜き出す作業を行っているからだ。

 その検証例は、幾百、幾千にのぼるだろう。
 このプロセスは、極めて面倒だ。成功している企業ではA/Bテスト(2つのコピーを同条件でテストすること。別名、「スプリットラン・テスト」)を実施し、ノウハウを蓄積しているが、どこにも門外不出として公開されない。

 しかし、『ザ・コピ』では、それをまったく惜しむことなく公開している。
使わない手はないというわけだ。

 今回、これらの法則を体系化し、5ジャンル「35の型」を文例付きで紹介した。
 また、使いやすいように法則を1ページに「超訳」しているので、詳しくは拙著『最強のコピーライティングバイブル』をご覧いただきたい。

 次回以降、これら35原則の文法、文例、実例、成果をかいつまんで紹介していこう。